先日施工させていただいた現場の話です。
「屋根に草が生えている」とのことでお問合せがあり、現場調査に伺いました。
↑ 日本瓦の屋根でした。
鬼瓦の裏側から草が生えていました。
併せて屋根全体の点検も行いました。
↑ 隅棟部分です。
↑ 本棟と隅棟の取り合い部分です。
平部の桟瓦と棟瓦の隙間を面戸(めんど)と言いますが、この面戸部分に塗っている白いものが漆喰です。
中の葺き土が露出しないように、表面に漆喰を塗って納めています。
上の写真では、表面の漆喰が劣化している状態です。
↑ 軒瓦も1枚割れていました。
↑ 樋の中も土等が溜まっていました。
お客様と相談し、今回は、
・屋根の除草
・棟や壁際の漆喰(しっくい)補修
・軒瓦の割れ替え
・樋の清掃
をさせていただくことになりました。
それでは、工事の様子をまとめましたので、ご覧下さい。
↑ 倉庫の本棟部分です。
古い漆喰を取り除き、その上に新しい漆喰を塗ったところです。
↑ 母屋の大屋根の隅棟部分です。
↑ 母屋の下屋の壁際部分です。
谷部分も漆喰補修しています。
↑ 母屋の本棟の棟尻部分です。
↑ 母屋の大屋根の漆喰補修後です。
↑ 倉庫の本棟のビフォーアフターです。
遠景なので、少し分かりにくいかもしれません…
↑ 母屋の下屋の壁際のビフォーアフターです。
漆喰補修工事は以上です。
↑ 続いて、軒瓦の割れ替えです。
↑ 最後に、樋の清掃です。
いかがでしたでしょうか。
今回の現場では、
・屋根の除草
・棟や壁際の漆喰(しっくい)補修
・軒瓦の割れ替え
・樋の清掃
をさせていただきました。
面戸の表面の漆喰が劣化したままの状態で置いておくと、中の土が流れ出て、雨水が浸入してしまいます。
そうすると、棟瓦のズレや歪み、更には雨漏りにも繋がってしまいます。
今回の現場で使用されているいぶし瓦や陶器瓦等は、耐久性が高く塗装の必要はございません。
ですが、瓦屋根を構成する下地や漆喰等は、劣化状況により補修が必要になってきます。
早目に定期的な補修を行うことで、安心して長く快適に、おうちに住み続けることができます。
気になる方は点検致しますので、お気軽にお問合せ下さい。
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