先日、社員研修の一環で、株式会社鶴弥さんの工場見学に行ってまいりました。
弊社のブログでも、時折製品をご紹介させていただいていますが、
鶴弥さんは、愛知県半田市に本社のある、日本最大の陶器瓦メーカーです。
先日の「陶板壁材」篇に引き続き、
今回の記事では「陶器瓦」篇をお送りさせていただきます。
それでは、工場見学の様子をまとめましたので、ご覧下さい。

↑ 鶴弥さんの阿久比(あぐい)工場です。


↑ 瓦の原料となる粘土です。
配合粘土に、瓦のリサイクル品であるシャモットもブレンドします。

↑ 粘土を練り混ぜ、空気を抜き、荒地(圧縮した粘土)を作ります。

↑ 荒地を、金型で瓦の形に成形します。
土から1.5~2日後には、瓦の形に成形される様です。

↑ 成形された素地を、手に取って確認しています。

↑ 検品で弾かれた素地を、試しに割らせてもらいました。
この後、乾燥・焼成することで、硬く焼き締められます。

↑ 素地を専用パレットに平積みし、乾燥します。

↑ 乾燥後、ハンガーコンベアーに吊るし、運んでいきます。

↑ この設備で、釉薬(ゆうやく)と呼ばれる上薬を塗ります。


↑ 施釉後、またハンガーコンベアーで運んでいきます。
この後、焼成の工程に移ります。

↑ とても長いトンネル窯です。
窯の中は最高温度1,130℃になるので、この先はもの凄く熱くて進めません。
写真を撮っているこの場所でも、サウナの様に熱いです。

↑ この部分からは窯の中が見える様になっています。

↑ 施釉された素地を、台車に自立状態で積み込み、約10時間かけて焼成します。


↑ 焼き上がった瓦が、窯から出てきたところです。
触らせてもらいましたが、まだ200℃位あるそうです。

↑ 瓦を検査しているところです。
目視にて、全数を外観検査し、その後、自立ひずみ検査機で最終チェックします。



↑ 検査で弾かれた瓦です。

↑ これも弾かれた瓦です。
どこが悪いか分かりますでしょうか。

↑ 台に置くと分かりやすいですが、
瓦がねじれて、右側が跳ね上がっています。



↑ 検査後は、梱包の工程に移ります。
瓦4枚を1束として結束します。

↑ さらにそれを9束にします。

↑ さらに、それを3列3段に梱包し、その上からストレッチ梱包をします。
この梱包作業も全て自動で行われています。


↑ ちなみに、工場の敷地内には、全国に出荷される瓦が整然と並べられていました。
もの凄い量ですね。
敷地内には、約1.5か月分の在庫がある様です。

↑ オフショットです。
工場関係者かの様な佇まいの、弊社岩村です。
いかがでしたでしょうか。
前回の「陶板壁材」篇に引き続き、
今回は、鶴弥さんの工場見学「陶器瓦」篇をお送りさせていただきました。
日頃から、お客様に提案したり、施工販売したりしている鶴弥さんの瓦ですが、
製造過程を見学することで、改めて製品の良さを感じることができました。
鶴弥さんの高品質の瓦に、弊社の施工をプラスして、
これからもお客様に安心と満足を提供してまいりたいと思います。
何か気になる点がございましたら、ぜひお気軽にお問合せ下さい。
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