先日、瓦屋根のケラバ部の補修工事をさせていただきました。
ケラバとは、切妻屋根や片流れ屋根において、屋根の妻側の端部を表す名称です。
屋根材の部材名ではなく、屋根の場所(部位)を示す名称です。
これに対し、地面に対して平行になる屋根の端部を「軒」または「軒先」と言います。
![ケラバ、軒](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/d89bc3221001fcd141ecc0ca7d870e64.jpg)
上の図で言うと、
オレンジの部分がケラバ、水色の部分が軒です。
今回の現場では、ケラバの瓦が飛んでいるという事で問合せが有り、工事をさせていただくことになりました。
瓦をめくってみると、ケラバ部の屋根下地がだいぶ傷んでいました。
ケラバは屋根の端部なので、風雨の影響を受けやすい箇所でもあります。
下地が傷んでくると、ケラバの瓦を留め付けている釘が効かなくなり、瓦が落下することもあります。
![瓦をめくるとケラバ部の屋根下地が傷んでいました](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__11681800.jpg)
![瓦をめくるとケラバ部の屋根下地が傷んでいました](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__11681802.jpg)
↓は、最近工事を行った他の現場の写真ですが、ケラバ部が傷んでいる事が多いです。
![ケラバ部の傷んでいる例](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__9117702.jpg)
![ケラバ部の傷んでいる例](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__9117701.jpg)
![ケラバ部の傷んでいる例](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__36380676.jpg)
![ケラバ部の傷んでいる例](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__36380674.jpg)
今回の補修ですが…
まず、棟瓦をめくり、その後ケラバ部の瓦もめくります。
↓は、棟瓦をめくった状態です。
![棟瓦をめくった状](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__11681795.jpg)
次に、ケラバ部の屋根下地を新しく張り直します。
![ケラバ部の屋根下地を新しく貼り直し](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__11681806.jpg)
そして、その上に下地防水のルーフィングを張ります。
![ルーフィング(下地防水)を貼る](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__11681809.jpg)
![ルーフィング(下地防水)を貼る](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__11681810.jpg)
その後、ケラバ部の瓦を復旧し、
続いて、棟瓦の瓦も復旧して完成です。
![ケラバ部の瓦を復旧](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__11681812.jpg)
![棟瓦の瓦も復旧して完成](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__11681813.jpg)
![ケラバ部補修完了](https://yanerance.net/wp-content/uploads/2021/07/S__11681822.jpg)
今回は、そんなケラバ部についてのお話でしたが…
もし、雨漏りがしている、瓦が垂れている、落下している等、気になる点がある方は、何でもお気軽にお問合せ下さい。
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