先日の記事でご紹介した、蔵の改修工事をさせていただいた現場の話です。
前回の記事では、屋根葺き替え工事の内の「既設瓦撤去・大工工事」についてお送り致しましたが、
今回は、葺き替え工事の続きをお送りさせていただきます。
それでは、工事の様子をまとめましたので、ご覧下さい。

↑ 新しい野地板を増張りしたところです。

↑ その上にルーフィングを二重張りし、瓦桟を留付けたところです。

↑ 瓦を荷揚げし、瓦を葺いているところです。

↑ 桟瓦を葺き終わり、これから棟瓦を施工していきます。

↑ 棟ののし瓦を積んでいるところです。
左右ののし瓦を、緊結線で留め付けています。
この後、丸瓦を留付けていきます。

↑ 棟の丸瓦を、棟心材にパッキン付ビスで留付けたところです。

↑ 話は少し変わりますが、既設瓦撤去時の様子です。
お客様のご要望で、今回この鬼瓦は再利用致します。

↑ 先程の既設鬼瓦を留め付けているところです。

↑ 鬼瓦の周辺に漆喰を塗ったところです。
丸瓦の端部、鬼瓦の際に使用している「鳥衾(とりぶすま)」という瓦も、既設瓦を再利用しています。

↑ 鬼瓦の更に先端の「巴(ともえ)瓦」も既設瓦を再利用しています。


↑ 大屋根の工事完了です。
続いて下屋の工事です。

↑ ルーフィングを二重張りし、瓦桟を留付けたところです。

↑ 桟瓦を葺き終わったところです。

↑ 下屋の工事完了です。
それでは続けて、ビフォーアフターの写真をご覧下さい。


↑ ビフォーアフター①です。


↑ ビフォーアフター②です。


↑ ビフォーアフター③です。
いかがでしたでしょうか。
今回の現場では、丸平瓦から、
緑窯業(株)さんの「ナイスミドリ」という日本瓦(いぶし和瓦)に葺き替えさせていただきました。
施工前は、軒先部分が垂れ下がっており落下や飛散の恐れがありましたが、
屋根下地を新しくし、防災瓦を施工しているので、
耐風・耐震性能は向上しており、安心です。
前回と今回の記事で、屋根葺き替え工事についてお送り致しました。
その他の改修工事につきましては、また次回お送りさせていただきます。
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