先日、葺き替え工事をさせていただいた現場の話です。
お問合せをいただき、お話を伺うと、
「雨漏りはしていないが、訪問販売業者が塗装を再三勧めてくる。
思い切って全面葺き替えをしようと思う。」
とのことでした。
↑ 既設のスレート瓦です。
割れなどはありませんが、経年変化で表面の塗装が剝がれてきて、下塗りの色が見えています。施工後10年以上たっているのでしょうね。北側には苔が生えてきて、高圧洗浄して苔を落としても瓦の表面を傷めますので、再塗装しても耐候性が損なわれます。
↑ 既設瓦を撤去し、瓦を降ろすところです。
今回の現場は、クレーン車を設置して荷を降ろしたり、トラックを建物に横付けして放り込んだりすることができなかったので、瓦揚げ機を使用し、少しずつ瓦を降ろしていきました。
↑ 瓦を撤去したところです。
黒いのは、既設のルーフィングです。
↑ ルーフィングを張っているところです。
寄棟屋根なので、軒先(水下)から順番に、屋根面を回りながら、棟(水上)の方に向かって貼っていきます。
↑ 二重目のルーフィングを張ったところです。
アスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)の二重張りです。
↑ 陶器平板瓦に葺き替え完了です。
今回の現場では、スレート瓦から、(株)鶴弥さんの「スーパートライ110タイプⅠ」という平板瓦に葺き替え、新築物件のようになったとお施主さんに大変喜んで頂きました。
「スーパートライ110タイプⅠ」は陶器瓦なので塗装の必要がありません。
また、下図のように雨水面積は日本瓦と変わらないくらい大きいので、オーバーフローが少なく雨もりしにくくなるため、弊社でも一番よく売れている陶器平板瓦です。
そんな鶴弥さんから、新しい瓦のカタログが最近でました。
今までの瓦のカタログとは違う、雑誌の様なおしゃれなデザインです。
気になる方は、是非お気軽にお問合せ下さい。
なお、スレート瓦から粘土瓦の葺き替えには屋根の構造も重要なので、葺き替え前には建築士、施工管理技士等に判断を仰ぎましょう。
カスコなら資格を持つスタッフが在籍しており、安全な快適空間を造ることが可能です!
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