瓦葺き替え!陶器平板瓦へ!

非常に強い台風第11号が接近してきておりますが、
皆様、台風への備えは十分でしょうか。
弊社も施工中の現場での被害を防ぐ為、現場の片付けや養生に回っております。

さて、話は変わりますが、先日施工させていただいた現場の話です。

お問合せをいただき、ドローンにて現場調査を行いました。

↑ 山型のスレート瓦です。
 ドローンの影が映り込んでいます。
 快晴だったのと設定の問題で、白飛びしてしまっております。

↑ 拡大したところです。
 ヒビが多数あり、一部瓦も割れていました。

↑ 県西部の現場でしたので、雪止め金具も付いていました。

今回の現場は、雨漏りはしていなかったのですが、
上の写真の様に瓦のヒビや割れがあったので、
外壁塗装に併せて、瓦も葺き替えることになりました。

それでは、工事の様子をご覧下さい。

↑ 既設瓦の撤去前です。
  天気の良い日に予定を合わせて、瓦をめくります。

↑ 瓦を撤去しているところです。

↑ 奥に見えているのはクレーン車です。
  今回の現場では、クレーン車を使用して瓦を降ろします。

↑ 瓦を撤去したところです。
黒いのは、既設のルーフィングです。

↑ 屋根地も問題無かったので、その日の内に新しいルーフィングを張ります。
  二重目のルーフィングを張ったところです。
  アスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)の二重張りです。

↑ 瓦を留付ける瓦桟を打ったところです。
  棟には、棟金具を取り付けています。

↑ 瓦桟に瓦を留付けていきます。
  全ての瓦を、釘で留付けています。

↑ 軒の瓦は、3本の釘で留付けていきます。

↑ 棟も、先程の棟金具に人工木材を取り付け、

↑ 棟瓦を、人工木材にビスで留付けます。

以前のブログでも紹介しましたが、
本年1月1日以降に着工する新築建物は、全ての瓦が緊結対象になっています。

一方で、改正以前に建築された建物で、すべての瓦が緊結されていない建物は、「既存不適格建築物」という扱いになります。
ただちに改正後の基準への適合を求められることはありませんが、
下地まで含む全葺き替えを行う場合には、改正後の基準に適合させることが望ましいとされています。
今回の現場でも、改正後の基準に則り施工させていただいております。

さて、先程、現場調査時にも紹介した、雪止め金具ですが、
新しい瓦にも取り付けていきます。

↑ 瓦を葺いた後、雪止め金具を固定し、上の段の瓦を留付けます。

↑ 雪止め金具の設置後です。

↑ 下屋にも取り付けます。

↑瓦も全て葺き終わり、工事完了です。

いかがでしたでしょうか。
今回の現場では、スレート瓦から、(株)鶴弥さんの「スーパートライ110タイプⅠ」という平板瓦に葺き替えさせていただきました。

陶器瓦なので、再塗装の必要がありません。
また、約1,100℃の高温で焼き締められている為、県西部等の積雪地域でも凍害の心配もございません。
弊社でも一番よく売れている陶器平板瓦です。

台風第11号が差し迫っておりますが、
葺き替えを検討されている方や、点検をご希望の方は、お気軽にお問合せ下さい。
台風の被害が最小限であることを願っておりますが、
万が一、被害にあわれた場合は、点検・修理等のご対応させていただきますので、お問合せ下さい。

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