少し前の話ですが、しっくいの補修工事をさせて頂きました。
しっくいの工事と言われても・・・ピンとこないかと思います。
この部分です!
この写真は屋根の隅棟部分で、白いものがしっくいです。
工事前に写したものなので、しっくいがボロボロで中の土がえぐれてきている状態です。
この状態、実はとても危険なんです。
日本瓦の施工では、棟部分に土を積んで、瓦を伏せていくのが主流です。
棟瓦と地瓦の空いた隙間にしっくいを塗って、雨水が入るのを防いでいるのですが、
長い月日が経つとしっくいが劣化し剥がれて、中の土が流れ出してきます。
それが、この写真の状態です。
このままで置いておくと、中の土が流れ出てしまい、雨水が屋根の下地へ流れ込むので、雨漏りの原因になってしまいます。
そこでしっくいの補修工事です!
まずは、古いしっくいを丁寧に取り除いていきます。
中の無くなってしまった土の隙間も埋めていくのですが、最近の施工では、土にもセメントを混ぜているので、土が流れ出る心配も軽減されます!
そして、その上にしっくいを丁寧に塗っていきます。
またしっくいにもセメントが入っているので、劣化しにくい素材になっています。
出来上がり写真がこれです⇩
キレイになりました。
ちなみに瓦の上に粉があるのは古いしっくいを取った時に出た粉末なのですが、雨が降るときれいに流れていきます。
ですので、心配ご無用♪
壁の部分です。
家を長持ちさせる為には、定期的に屋根の点検をしてくださいね。