先日、淡路の瓦メーカーの担当者と話していた時のことです。
その方も所属されている「淡路瓦青年部」という組合があるのですが、
その組合で、広報活動の一環で動画を撮り、YouTubeにアップしたとのこと。
どんな動画をアップしたのかと思い、早速YouTubeを見てみると、以下の様な動画がアップされていました。
(掲載許可はいただいています)
失礼ながら、パッとタイトルとサムネイルだけを見て、
屋根を流れるBB弾を見て楽しむ企画動画かと思ったのですが…
BB弾(ビービーだん)は、球形の遊戯銃用弾丸。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「BB」は「Ball Bullet」(球形弾)の略とも「Ball bearing」(ボールベアリング)の略とも言われる。材質はプラスチックまたは生分解性プラスチックで、直径は6mmとマルシン工業独自規格の8mmのものがある。
動画をよく見てみると
屋根材(日本瓦とガルバリウム鋼板)における遮音性能の違いについて、まじめに試験している検証動画でした。
よく「瓦は遮音性が優れている」「金属屋根は雨音がうるさい」という声を聞きますが、
本当にそうなのか、またどれくらい遮音性能に差があるのかということを、
架台を用いて簡易的に検証する様子を撮影されています。
日本瓦とガルバリウム鋼板にBB弾を流して屋根材本体の騒音量(dB)を測定しています。
日本瓦は音が低めで、ガルバリウム鋼板は音が高めに大きく響いて聞こえます。
測定値を比較すると、日本瓦の方が騒音量が少ない結果となっていました。
騒音が出ない方が遮音性能が高いので、ガルバリウム鋼板より日本瓦の方が遮音性能が優れていると言えます。
ただ、実際の住宅では、屋根材の下に野地板・断熱材・天井材等があるので、室内での遮音性の差はもう少し小さくなるかと思われます。
以前のブログでもまとめさせていただいている通り、遮音性の高さは瓦のメリットの一つです。
土砂降り、鉄砲雨など、屋根に雨が激しく打ちつける時もあります。雨の日に限ったことではありませんが、室内で静かに過ごすことを重視するなら、瓦屋根を選ぶ際に大きなポイントになってきます。
瓦には負けてしまったガルバリウム鋼板の金属屋根材も、断熱材一体型の商品や、表面に石粒付きの商品を選択されると遮音性能はぐんと高まりますので、騒音の心配はさほどありません。
本日は、屋根材による遮音性能の違いについてのお話でした。
ちなみに、動画が複数あるのは、当日参加された組合の方が、試験的に、各々で撮影・編集した動画をアップされた為です。
同じ内容の動画ですが、編集の仕方の違い等によって、再生回数に差が出ているのも興味深いですね。
なお、遮音性能のみならず、屋根材にはそれぞれメリットとデメリットがございます。
メリットで言えば、瓦には他にも、耐久性、断熱性など、ガルバリウム鋼板には軽量さやデザイン性能など、様々あります。
ご家族のお好みやライフスタイルに合わせて、屋根材をお選びいただければと思います。
葺き替えやカバー工法など、屋根のリフォームを検討されている方で、
ご自宅はどの屋根材が合っているのか迷われているなら、私たちにご相談ください。
多くの屋根材の中から、あなたのお宅に最適な屋根材をピックアップし、ご提案させていただきます。
屋根・外壁・塗装・板金!
屋根・雨漏り・修理・補修のご用命は、
「屋根・外壁工事専門店」のカスコまで!!